文化


ピックアップ

朱金諾 一般社団法人日中協会 顧問

千宗室と日中茶文化交流の軌跡

一盌に託された平和

2026年1月28日、日本記者クラブにおいて、一般社団法人日中協会顧問の朱金諾氏を取材した。朱氏は長年、裏千家第15代宗家・千宗室氏の通訳を務め、裏千家一門の中...

百年前の中国茶館の風景

茶館は支那人にとつては是非ともあつて欲しい必要物だ。新聞のある今でも此處で世間の噂を聞き、市井の瑣談や時事問題などいろいろの話がはじまり、いはゆる耳學問の交換所ともなる。殊に商人にとつては同業者中、相場の高低をさだめ取引の相談をする重寶な機關として、毎日一定の時間のうち一定の茶館に集る習慣がある。

中国京劇の名優と「茶鹵」

中国茶文化研究者で本誌編集長の楊多傑氏は、『茶経新解』(機械工業出版社、2017年7月第1版)の中で次のように述べている。「昔、北京の人々は、濃く煮詰めた茶湯を『茶鹵』と...

御朱印巡りで出会った茶産地・秦野

神奈川県産の名茶といえば、百年の歴史を誇る「足柄茶」を思い浮かべるかもしれない。ところが、主要な産地は神奈川県南足柄市に隣接する秦野市である。同市は日本の主要な茶産地の一...

新着記事

日本における輸入茶葉の検定実務

カロリーベースで約6割を海外からの輸入に依存している日本において、輸入食品は食生活になくてはならないものとなっている。

木口菜夏 株式会社Re-Shine代表取締役

日本茶の次代を担う若き茶人の「守り」と「挑戦」

鹿児島の茶畑から六本木のポップアップストアへ

コーヒーやペットボトル飲料が日常に定着する現代、日本のリーフ茶は、若い世代の暮らしから次第に遠ざかりつつある。原葉茶をいかにして再び日常へと呼び戻すのか――それは、いま多...

マレーシアの六堡茶文化

六堡茶はマレーシアの茶業界では重要な位置を占めている。もとは鉱山労働者の飲み物として親しまれてきたが、次第に茶楼や茶道愛好家の間にも広まり、現在ではコレクターや茶愛好家に...

陳茶(ひね茶)と青茶の保存

日本茶は近年、特に鮮度の保持が喧しく叫ばれて、冷蔵保管だの、包装後の変質防止のための真空包装だの、チッソガスや乾燥剤の封入だのとさまざまな策が講じられ、品質保持に懸命であ...

なぜ中国茶は熟成し、日本茶はしないのか

――製茶工程から読み解く中国熟成茶と日本茶

中国の茶愛好家は茶を語る際、必ず「年数」に言及する。熟成プーアル、熟成白茶、熟成六堡、熟成ウーロンといった具合に、十年、二十年ものなどと語られる。古いものほど良いとされ、...

時の力:熟成白茶の形成過程と価値の再構築

近代以降の国際貿易の歴史において、中国・福建産の白茶は重要な位置を占め、中国香港地区、東南アジア、さらには欧米市場へと輸出されてきた。日本市場では、「白毫銀針」がとりわけ高級品として珍重され、初期には「銀針白毫」とも呼ばれていた。

熟成するほどに香るプーアル茶の魅力

数百種にもおよぶ茶の中でも、プーアル茶は中国の歴史と文化を最もよく反映している。 その理由は次の三点に集約できる。第一に、プーアル茶は、中国古代の「龍団鳳餅」に代表され...

熟成烏龍茶の特色と飲用価値

熟成烏龍茶は、中国茶の六大分類の一つである半発酵茶に属し、「香りが高く、味わいは芳醇で甘みがあり、後味が続く」ことで知られる。熟成烏龍茶は、適切な環境で保存され、自然に熟...

2025中国黒茶大会・ 梧州六堡茶文化祭が開催

11月12日から16日まで、広西チワン族自治区梧州市において「2025中国黒茶大会・2025梧州六堡茶文化祭」(略称「一会一祭」)が開催された。全国の茶業界の専門家を...

『中国のお茶 六保茶のしおり』 飲む健康化粧水(1)

六保茶のふる里 桂林の町 中国を代表する観光地として、ことに、日本人にとっては、南画の世界として知られる「桂林」の町がある。 桂林は、中国南端の省、正確には「広...

「茶の心」を北京から日本へ

一葉の茶葉は千年の文化を帯し、私の人生をも温め潤してくれる。北京でも日本でも、茶は常に私と共にあった。それは単なる飲み物ではなく、私を成長に導いてくれる伴侶であり、文化の...

供春の急須

供春は、歴史上の記録に名を残す、最初の紫砂製急須の名匠である。彼の名を冠した紫砂急須は「天下第一壺(急須)」と称され、茶を愛する者であれば誰もが一度は憧れる茶器である...