
11月12日から16日まで、広西チワン族自治区梧州市において「2025中国黒茶大会・2025梧州六堡茶文化祭」(略称「一会一祭」)が開催された。全国の茶業界の専門家をはじめ、国内外の主要な茶企業・茶商の代表、ASEAN諸国の駐中国大使、全国黒茶主産地および重点消費地域の代表者ら1000人を超える関係者が梧州に一堂に会した。茶を媒介として友情を深め、黒茶産業の高品質な発展に向けた新たな青写真を共に描く場となった。
本大会は「千年の黒茶がシルクロードを輝かせ、六堡茶の芳醇な香りが神州を潤す」をテーマに、黒茶産業の高品質な成長を目標として、多彩なプログラムが展開された。開会式から、黒茶産地市長円卓会議、黒茶産業アップグレード発展交流会、新茶飲料製品の研究開発・プロモーション活動、黒茶(六堡茶)サプライヤー大会、黒茶名品展、六堡茶「開園・開市・開倉・開街・開茶」イベント、六堡茶闘茶大会、騎楼城フェスティバルなど、計10のテーマ別イベントが実施され、産業研究、文化展示、生産・販売のマッチング、文化と観光の融合など、内容は多岐にわたった。

11月12日には、本大会の幕開けを飾る「2025年六堡茶闘茶大会」決勝戦が開催された。主催者の発表によれば、今回寄せられた茶葉サンプルは計860点にのぼった。本大会はT/GXAS 566—2023団体基準『六堡茶闘茶規則』および『六堡茶年次品評ガイド』に準拠し、「ブラインドテスト」という厳格な方式のもと、すべての茶葉サンプルが審査された。
本大会は、茶の香りを味わいながら茶道を論じ合う場であると同時に、茶製品を展示し、茶産業の発展を共に図る重要な舞台でもある。860点の茶葉サンプルは13のグループに分けられ、予選では激しい競争が繰り広げられた。その結果、13グループ合計293点が決勝へと進出した。13部門における総合受賞率は50%以内に抑えられ、「七星茶王」「六星茶王」「五星茶王」は、それぞれ受賞総数の20%、30%、50%を占めた。

11月13日午前、2025中国黒茶大会の開幕式が六堡茶の主要産地である六堡鎮において開催された。開幕式では『2025年中国黒茶産業発展報告』が発表された。
同報告によれば、2024年の中国黒茶総生産額は319億4100万元(約6700億円)で、前年比9億元(約189億円)増、伸び率は2.9%となった。過去5年間(2020~2024年)における中国黒茶生産額の年平均伸び率は6.75%で、全国茶葉生産額の年平均伸び率(5.34%)を上回った。
現在、中国では17の省(自治区・直轄市)で黒茶が生産されており、その生産量は主に雲南省(18.43万トン)、湖南省(9.17万トン)、湖北省(6.68万トン)、広西チワン族自治区(4.10万トン)、四川省(2.96万トン)、陝西省(2.46万トン)などの伝統的な黒茶主産地に集中している。これら伝統的な主産地の生産量および生産額は、それぞれ全国黒茶総生産量の約90%、総生産額の96%を占めている。

梧州六堡茶は、近年の中国黒茶産業における注目株である。過去5年間(2020~2024年)にわたり、梧州六堡茶の生産量は全国の黒茶に占める割合を継続的に拡大してきた。2024年の梧州六堡茶の生産量は4万トンに達し、全国黒茶総生産量の8.45%を占め、前年比8100トン増、増加率は14.29%となった。さらに、梧州六堡茶の生産額は250億元(約5250億円)に達し、前年比で37億元(約777億円)増、増加率は17.37%を記録した。
2024年における全国黒茶の国内販売額は359億9700億元(約7559億円)で、前年比1.32億元増(0.37%増)となり、全国茶葉国内販売総額の11.1%を占め、前年比0.4%ポイント上昇した。中国黒茶の国内販売平均価格は97.86元(約205円)/kgで、前年比3.14%上昇し、他の茶類を上回る伸び率を示したものの、価格は依然として低水準にとどまっている。
また、2025年9月までの黒茶の輸出量は323トンで、前年比14.55%減、輸出額は143万米ドル(約2億2300万円)で前年比42.11%減少し、輸出平均価格は4.86米ドル(約758円)/kgで前年比24.88%減となった。
大会ではさらに、「2025年度中国黒茶代表ブランド」、「2025年度中国黒茶特色ブランド」、「梧州六堡茶十大影響力ブランド」、「2025梧州六堡茶新茶飲料製品研究開発・普及活動」の各結果が発表された。このうち「梧州六堡茶十大影響力ブランド」は以下の通りである。

中国茶葉流通協会は提唱機関として、会議の場で正式に『中国(梧州)黒茶産業高品質発展宣言』を発表し、産業発展に向けたコンセンサスを一層深めた。調印式では、六堡茶・黒茶関連の重要プロジェクト8件が現場で締結され、黒茶産業の発展に向けて新たな推進力となった。
また、開幕式では、中国茶葉流通協会が蒼梧県に対し、「中国黒茶(六堡茶)オークション取引センター」の銘板を授与した。これにより、価格決定権の梧州への定着が促進され、六堡茶の中心的な産地としての地位が固まった。
黒茶産地市長円卓会議では、普洱、益陽、 雅安、咸陽、咸寧、梧州市の六大黒茶産地の政府責任者が一堂に会し、産業の高度化に向けた道筋について意見を交わし、『中国(梧州)黒茶産業高品質発展宣言』に共同署名した。
黒茶産業高度化発展交流会では、標準化の構築やデジタル化への転換といった重要課題に焦点が当てられ、学術界の専門家と企業代表が踏み込んだ議論を展開し、産業の質的向上と効率化に向けた知見や提案が示された。
黒茶名品展では、六大主要産地から集められた黒茶の逸品が展示され、黒茶(六堡茶)サプライヤー大会と連動する形で、生産と販売を結ぶ連携プラットフォームが構築された。

新茶飲料製品の開発・普及活動では、科学技術の支援、企業のイノベーション、市場の牽引、文化的付加価値の創出が相乗効果を生み、新茶飲料分野の展開を加速させ、黒茶産業の市場としての魅力をいっそう高めた。
また六堡鎮では、中国六堡茶取引センターの「開市」、六堡茶の核心産地で初となる倉庫の「開倉」、「中国六堡茶第一街」の「開街」、さらに第3回六堡茶・秋の「開茶」が相次いで行われ、主要茶企業や茶商、茶業界関係者から幅広い注目を集めた。
「一会一祭」は、六堡茶の主要産地である梧州市蒼梧県六堡鎮において成功裏に開催され、中国黒茶産業の高品質な成長を牽引する交流プラットフォームと、需給をつなぐ重要な架け橋が築かれた。これにより、六堡茶主要産地としての地位と影響力がさらに高まり、梧州市における六堡茶の地域公共ブランドとしての価値も継続的に拡大・強化された。さらに、農家と連携した産業チェーンの構築に向けた取り組みも大きく前進した。

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