コラム >> 洪欣


アジアの眼〈93〉

ドイツ現代アートのマルチ・タレント

――国際舞台で活躍するBodo Korsigボド・コルシグ

バーゼル・パリを訪れた10月、グラン・パレでBodo Korsigと会い、取材は断続的に進められた。というのも、会場では互いにアート業界の知人と次々に顔を合わせ、そのたび...

アジアの眼〈92〉

「抽象と具象の間の道(DAO)」を自由に行き来する修業者

――中国アバンギャルドアートの第一人者 黄鋭

「アート・バーゼル・パリ2025」を訪れた翌日、10月23日の午後、パリ郊外にある黄鋭氏のアトリエに取材に出かけた。 コロナ禍を経て、5年ぶりに再訪するパリは、とても懐...

アジアの眼〈91〉

アメリカ抽象表現主義の実践者と目撃者

――ナタリー・エドガー Natalie Edgar

8月のニューヨーク滞在中、キュレーターのJuan氏の紹介でナタリー・エドガーを取材した。 ブロードウェイの有名な書店のすぐ近くに立地しているアトリエからは美しい教会とブ...

アジアの眼〈90〉

「青を懐かしみ、青に包まれ、私はこのまま青でいたい」

――韓国のアバンギャルドを牽引した彫刻家・画家 Shim Moon Seup

韓国のソウルで開催されるFriezeとKiafの期間中、Friezeのギャラリーブースで取材の約束をし、会場近くのカフェで韓国を代表する抽象絵画の巨匠Shim Moon ...

アジアの眼〈89〉

「アートは遊び心である。意味のないことに意味がある」

――GUTAIセカンド・ジェネレーションの向井修二

大阪中之島美術館で、GUTAIのメンバーである向井修二(Mukai Shuji)氏を取材した。 朝から新幹線で新大阪に降り立ち、芦屋霊園に眠る、GUTAIの絶対的な存在...

アジアの眼〈88〉

ゴビ砂漠で生まれ育った作家、「時間について」

――現代美術家 ZHAOZHAO(チャウチャウ)

北京郊外の宋庄――アトリエの数が1万とも言われるこの街で、アーティスト・ZHAOZHAOを取材した。 彼は、新疆ウイグル自治区にある建設兵団の一部である、石河子という地...

アジアの眼〈87〉

キャベツを描く九州派の巨匠

――103歳の現役作家 齋藤秀三郎

福岡に、103歳の現役で活動する元九州派の作家、齋藤秀三郎を取材に訪れた。日帰りの福岡出張は、あいにくの雨だったが、なぜか清々しい気持ちになった。 四ツ谷駅前のビルにあ...

アジアの眼〈86〉

アート・バーゼル香港

――アジアのアート・シーンを映す鏡

恒例のバーゼル香港の開催に合わせ、3月23日から香港に向かった。 アート・バーゼル香港は、スイスのアート・バーゼルが、2007年に設立されたアート香港を買収し、2013...

アジアの眼〈85〉

戦後日本美術のパイオニア

――GUTAI第二世代の抽象作家、前川強 Tsuyoshi Maekawa

3月20日、大阪箕面市にて前川強を取材した。来年90歳を控えた前川は、今なお現役の作家であり、ミシンと絵の具、さらに時にはボンドも併用して制作を続けている。 [ca...

アジアの眼〈84〉

『光の中で時間を意識させてくれる抽象絵画の巨匠』

――フランシス真悟

今年もアートフェア東京が開催された。初日のVIP向けファーストチョイスの日に慌ただしい会場でフランシス真悟を取材することになった。 フランシス真悟は、芸術家の両親のもと...

アジアの眼〈83〉

バーゼルの温度(世界のアートフェアマップ)

アート・バーゼル(Art Basel)を巡ると、一年が終わる。3月末の「アート・バーゼル・香港」でアジアを統括し、6月中旬にスイス本部(バーゼル)での「アート・バーゼル」...

アジアの眼〈82〉

「音楽と物理学から、人間の内面世界を抽象絵画の形式で表現する」

――アメリカ現代美術家 ピーター•ワーイン•ルイス

年の瀬の12月29日、ニュージャージ州にあるピーター•ワーイン•ルイス氏の自宅スタジオを訪ね、取材を行った。 ジャマイカ・キングストン生まれのピーター氏は、ジャズシンガ...

アジアの眼〈81〉

「アートのある祈りの場所があればいいと思った。」

――韓国系アメリカコミッショナー Youngja KIM

東京からニューヨークに着いてまもなく、私はエルサルバドルとホンジュラスを訪れた。 韓国人宣教師たちは中南米の田舎町に家族とともに長期間暮らし、活動を続けている。そのスポ...

アジアの眼〈80〉

「愛と死と生をテーマに」

――中国のマルチタレントなアーティスト 王小慧

秋雨の降る上海で、兼ねてから取材したいと思っていた王小慧(シャウフイ・ワン)を、彼女の名を冠した「王小慧芸術館」で取材した。 彼女は天津生まれで、母親は音楽教授、父親は...

アジアの眼〈79〉

「帰ってきたアーティスト」

――ドイツ人現代美術家 ラインハルト・ポッズ

昨年2023年の春に『ある種の帰郷』をテーマに開催された個展に続き、ドイツ現代美術家ラインハルト・ポッズの個展が、今年もニューヨークのファーガス・マッカフリーギャラリー(...