「まごころを運ぶ」を次代へ、地域社会のもとで
橋本運輸、ZO MOTORSのEVトラック「ZM6」を導入 埼玉・朝霞で納車式

9月4日、埼玉県朝霞市の橋本運輸株式会社本社で、ZO MOTORSのEVトラック「ZM6」の納車式が行われた。両社の関係者に加え、メディア関係者も出席し、新たな車両の門出を見守った。

橋本運輸の橋本淳一社長は、創業者で先代社長の父に思いを馳せ、父の誕生日である9月4日に納車式を行う意味を語った。同社が長年大切にしてきた「まごころを運ぶ」という姿勢を、次の時代へつなぐ節目の日でもある。

車体には、「赤いハート(まごころ)」をモチーフにした橋本運輸のロゴマークが掲げられている。橋本社長は、このロゴに、数十年にわたり大切にしてきた地域社会への貢献と、まごころを届ける企業精神、新たなエネルギー時代へ踏み出す思いを重ねた。

橋本社長は、EVの走行やメンテナンス面での経済性にも期待を寄せる。今回の導入はまだ始まりに過ぎず、今後、EVが物流現場に新たな可能性をもたらすことへの期待を語った。

ZO MOTORS商用車営業部の岡部純也部長は、埼玉県戸田市にアフターサービスの技術支援センターを設け、部品供給を含むサポート体制を整えていると説明。顧客からの問い合わせへの迅速な対応や、常用部品の在庫確保、原則受注後48時間以内の発送など、購入後のサポートにも力を入れているとした。

岡部部長は、戸田市に技術支援拠点を置くZO MOTORSにとって、埼玉県内の企業との協力には大きな意義があると強調。「今回の納車はゴールではなく、両社の新たな協力のスタート」とし、導入後の使いやすさとアフターサービスを通じて、価格だけでは測れない価値を感じてもらいたいと述べた。

式典では、ZO MOTORSの許森副社長から、両社の信頼と今後の協力関係を象徴する記念キーを橋本社長に贈呈。その後、橋本社長が清酒で車両をお清めし、運行の安全を祈願した。

式典後、橋本社長はZM6を実際に運転し、バックモニターなどの装備や操作性を確認した。あわせて、技術スタッフから充電方法や充電設備について説明を受け、EVによる省エネルギーや排出ガス削減、地域社会への貢献に期待を寄せた。

1968年創業の橋本運輸は、定期輸送、貸切輸送、地域配送、倉庫業務などを手がけ、地域に根差して事業を展開してきた。創業以来、「地域社会に貢献し、真心を届ける」をモットーに、「まごころを運ぶ」という企業姿勢を大切にしている。

その姿勢は地域との関わりにも表れている。会場には地元サッカーチームのエンブレムを掲げた車両もあり、橋本社長は、地域とともに歩み、チームの発展を応援していきたいという思いを語った。

今回納車されたZM6は、車両総重量6トン、ドライバン仕様の最大積載量2.8トン。主に都市部や地域内の短距離配送を想定したEVトラックである。

ZO MOTORSは、「日本基準、日本品質、日本市場を起点とする」車づくりを掲げ、日本のEV商用車市場で事業を展開している。今回の納車を機に、車両の実運用とアフターサービスを通じて、橋本運輸との協力関係をさらに深めていく。

今回のEVトラック導入は、環境負荷の低減に向けた取り組みであると同時に、橋本運輸が長年大切にしてきた地域への思いを次代へつなぐ一歩でもある。「まごころを運ぶ」という企業姿勢のもと、持続可能な地域物流に向けた新たな挑戦が始まった。