世界情勢が激しく変化し、機会と課題が交錯するなか、第18回世界華商大会が2025年11月2日から4日にかけて中国・マカオで開催され、世界50数か国・地域から、4000名を超える華商の代表が集った。日本中華總商会は䔥敬如会長を団長、厳浩評議員会会長を共同団長、徐志敏常務副会長を執行団長、尚捷常務副会長を副執行団長とする、193名から成る代表団を派遣した。
11月3日には、「グレーターベイエリアの未来」「中医薬の革新的発展」「ハイテクと現代金融」「総合リゾート産業と文化・観光・コンベンション経済の融合」「若手華商の成長の道」の5つのテーマでフォーラムが開催された。内容は産業協同、文化発信、新興産業など多岐にわたり、会場はたびたび大きな拍手に包まれた。最先端の視点が思索を促し、革新的理念が新たな視座をもたらし、参加者に多角的な示唆を提供した。
日本の華商を代表して、日本中華總商会の徐志敏常務副会長がメインフォーラムに登壇し、基調講演を行った。
中国共産党中央政治局常務委員・全国政治協商会議主席の王滬寧氏が、祝賀のメッセージを寄せ、「長年にわたり、世界各地の華商は『祖国を心に抱き、国家・世界に貢献する』との情熱と、『誠実と信頼に基づき、開かれた協力関係を追求する』との精神を堅持し、華僑が橋渡しとなり、ビジネスを通して力を結集し、中国の改革開放と社会主義現代化建設に積極的に参画し、国内外の経済貿易および文化交流に大きく貢献してこられました」と述べた。
この言葉は華商の二つの役割を明示している。すなわち、彼らは経済活動の担い手であるとともに、華僑社会のエネルギーであるということである。華商は自らの事業を追求する一方で、民族の復興や文明間の相互学習といった時代的使命も担っている。
今回の世界華商大会のテーマは「共に語り、共に築く華商運命共同体」であった。時代の潮流に適応し、国際社会の懸念に応えることが、全世界の華商の共通認識であることを表している。大会主催者が述べているように、当大会は単なるビジネス界の集いではなく、「運命共同体」の集いなのである。
世界がこの百年経験したことのない大変革期を迎えるなか、華商は祖国への情熱を胸に、開かれた心で、国内外貿易、科学技術交流、文明間の相互学習において先導的役割を果たすべきである。つまり、華商は受け身で機会を待つのではなく、新たな発展の枠組みを共に築き、共有する主体となるべきなのだ。
世界華商大会のマカオ開催は特別な意義を持つ。マカオは面積も小さく人口も少ないが、「一国二制度」という制度上の強み、グレーターベイエリアの地理的優位性、さらには、ポルトガル語圏諸国との交流拠点の機能を備え、中国の対外開放を支える重要な橋頭堡である。
11月3日夕、恒例となった日本中華總商会が主催する「CCCJ華商の夕べ」が、国内外の華商たちの注目を集めた。日本中華總商会の䔥敬如会長が開会の挨拶を行い、マカオ中華総商会の崔世昌会長、香港中華総商会の蔡冠深会長、シンガポール中華総商会の高泉慶会長、マレーシア中華総商会の呉逸平会長らが出席し、それぞれ祝辞を述べた。
日本中華總商会代表団メンバーが従事する業種は、テクノロジー、情報技術、金融、医療、製造、食品加工、電子商取引、物流、メディア、不動産など多岐にわたる。宴席において、代表団メンバーは国内外の同業者や産業チェーンの企業関係者と交流を深め、新たな友人と交わり旧友との再会を果たし、相互理解を深めるなど大きな成果を得た。また、日本のアイドルグループHKT48によるパフォーマンスが彩を添えた。
代表団がまだ日本に到着しないうちに嬉しい知らせが相次ぎ届いた。日本中華總商会の会長で株式会社オセアグループ代表取締役の䔥敬如氏が「2025華人之光年度人物賞」を受賞し、執行副会長でトランスコスモス株式会社の取締役相談役の船津康次氏が「藍綬褒章」を受章したのである。「藍綬褒章」は、日本国が授与する最高の栄誉の一つであり、産業の振興、社会福祉の増進等に優れた業績を挙げた人物に贈られる。
日本中華總商会は「商(ビジネス)を軸に商を語り、中国の資源と優位性を活かし、日本社会に根差す」との理念を堅持し、現実的・実践的取り組みによって、華商が世界経済という巨大な車輪を前進させるための回転軸となるよう後押ししている。
第18回世界華商大会は盛会のうちに幕を閉じ、国内外の華商に多くの示唆を与え、励ましを贈った。華商は心を一つに協力し、ネットワークを形成し、資源配分の最適化、国境を越えた協力、産業構造の最適化といった潜在能力を発揮する。そして、時代をリードする知勇をもち、社会の発展に寄与するとの思いを胸に、個人の夢を文明の進歩に、企業の成長を世界の繁栄に昇華させ、「共に語り、共に築く華商運命共同体」との時代の呼びかけを、世界の隅々にまで届ける。
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