JTBが訪日旅行市場トレンド予測 2026年は4140万人、消費額は9.6兆円

押し上げ効果一巡、日中関係が影響か

JTBは、訪日旅行市場トレンド予測(1月8日発表)として、2026年の訪日外国人旅行者数を4140万人、その消費額を9兆6400億円と予想している。訪日需要の成長率は、コロナ禍からの回復を経て、市場の経済成長に伴う自然増に依存する段階へと移行するため、伸び率が低下する。日本との関係が悪化している中国からの訪日需要の減少も見込まれ、旅行者数は前年を下回るとしている。

訪日旅行市場トレンド予測の要旨を紹介する。

24年から25年にかけて訪日需要が大きく高まった背景には、円安や日本国内の物価の割安感に加え、各国・地域の所得水準の上昇、欧米豪などを中心とした日本人気の高まりなどあったが、これらの需要押し上げの効果はおおむね一巡する。下振れ要因として中国、香港からの訪日客の減少に加え、円レートの急激な上昇も需要に影響を及ぼす可能性がある。

訪日外国人旅行者の消費単価は、円レートに加え、宿泊費など日本国内の旅行コスト、各国・地域における所得水準の影響を受ける。26年は、為替レートの年平均が25年と大きく変わらない1ドル=150円前後になると想定され、日本国内の旅行コストの上昇による単価押し上げ効果が継続し、消費単価は上昇が続く。これに加え、滞在期間の長い欧米豪客の増加により、総消費額は前年を超える見通し。

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【記事提供:観光経済新聞