1月15日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で開催された月例の「政民東京會議」に出席した。今回の講師は日本維新の会共同代表の藤田文武氏で、講演テーマは『日本再起の道筋―新時代の政治構想』であった。藤田氏は現在、日本維新の会の共同代表であり衆議院議員として、連立与党である自民党政権のもとで重要な役割を担っている。
講演の冒頭、藤田氏はユーモアを交えた言葉で聴衆との距離を縮めた。「本日は多くのメディア関係者がいらっしゃるので、話せることもあれば、話せないこともあります。へたをすると大ニュースになってしまうかもしれませんから……」。この発言に、会場には和やかな笑いが広がった。単なる冗談にとどまらず、メディアの存在や発言がもたらす影響力を強く意識した、政治家としての姿勢がうかがえる場面でもあった。ここから筆者が抱いた第一の印象は、慎重さと厳格さを併せ持つ、日本の政治家である、という点である。
続いて藤田氏は講演本題に入り、自身の政治的役割に対する見解を述べた。「地方議員、例えば大阪市議や大阪府議であれば、主たるエネルギーを地域の利益獲得に注ぐべきです。しかし国会議員となった以上、国家全体の利益と長期的視点から問題を考える必要があります」。 この発言は、同氏の国政と地方政治の運営に対するそれぞれの見解を示すと同時に、国会議員としての責任感と使命感を強調していた。この発言から、筆者が抱いた第二の印象は、広い視野を持ち、全体を俯瞰しながら統括できる力量を備えた日本の政治家である、という点である。
筆者はもともと、藤田文武氏の「新時代の政治構想」を聴く目的で参加しており、自己紹介の中で同氏が自身の職業経歴を詳しく語るとは想像していなかった。藤田氏は、1980年12月、大阪府寝屋川市生まれ。筑波大学体育専門学群を卒業後、政界入りする以前は企業でキャリアを積んできた。学校で体育科講師を務めた後、ニュージーランドおよびオーストラリアでスポーツマネジメントを学び、帰国後は企業に就職。その後、独立して会社を設立し、スポーツ、医療、福祉施設の運営に携わってきた。
さらに興味深かったのは、藤田氏が自身の起業経験について、挫折を一切隠さず語った点だ。過去に三度起業したものの、いずれも失敗に終わり、最終的に倒産に至ったことを率直に認めた。しかし同氏は、そうした経験こそが、失敗とどう向き合い、いかに粘り強く歩み続けるかを学ぶ機会となったと語る。この率直な自己開示からは、リスクを恐れず、あえて挑戦を選ぶ姿勢が浮かび上がった。ここから筆者が抱いた第三の印象は、失敗を恐れず、粘り強さを備えた日本の政治家である、という点である。
講演後、私は藤田氏のもとへ歩み寄り、名刺を交換したうえで、『日中経営者』誌を代表し、近い将来インタビューの機会をいただけないかとお願いした。とりわけ、経営者の視点から、日本の政治の現状と展望について語ってほしいと伝えたところ、藤田氏は微笑みながら、「結構ですよ。その視点は新鮮ですね」と応じてくれた。
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